お店について・店舗情報
コトリをはじめて、今年で 12 年目になりました。
開店のときに一番お金をかけたのが、厨房の奥にある石窯です。ガスの窯にくらべると火加減の調整に手間がかかりますが、蓄えた熱でじんわり焼くぶん、皮は薄くぱりっと、中は水分を残したまま焼き上がります。毎朝 5 時に火を入れて、窯の機嫌をみるところから一日がはじまります。
粉は北海道と長野の国産小麦を中心に、数種類をブレンドしています。国産小麦は外国産にくらべて生地がだれやすく、その日の湿度で水の量を 2〜3% 変える必要があります。手間はかかりますが、噛んだときにふわっと立ちのぼる甘い香りは、やはり国産のものだと思っています。
新しいことをどんどん増やすお店ではありません。近所の方が「いつもの」と言って買っていけるように、定番を静かに焼き続けていきます。